鼻のレーザー治療を行います
当院では、花粉症やアレルギー性鼻炎などでお悩みの方に対し、レーザー治療を行なうことも出来ます。花粉症などは、原因となるアレルゲンが鼻の粘膜に付着することによって起こります。ですから、花粉などが付着する下鼻甲介の粘膜にレーザーを照射し、粘膜を焼灼することによってアレルギー反応が起こりにくくなるのです。
レーザー治療の主な対象症例
- 毎年、特定の季節に花粉症で悩まされている
- ダニやハウスダストでアレルギー反応を起こしている
- アレルギー疾患の治療薬を服用しているが、なかなか症状が改善しない
- 眠気や口の渇きなど、お薬の副作用が強く出てしまった
- 妊娠を予定しているため、お薬を制限されている
- 授乳中なので、なるべくお薬を飲みたくない など
治療時間は30分程度です
治療時間は、麻酔を行う時間を含めて30~40分程度です。個人差はありますが、レーザー治療の際の出血は殆どなく、安心・安全に行えます。なお、花粉症などを予防する効果は1~2年なので、この時期が過ぎた方は、もう一度、レーザー治療を受けるようお勧めします。
レーザー治療の主な流れ
- 問診
- まずは問診を行い、レーザー治療を行なった方が良いか検討します
- 鼻の中の状態や、全身疾患によってはレーザー治療を行なえないこともあります
(その場合は、それぞれ適切な治療法をご提案いたします) - 治療に関する疑問や質問がございましたら、お気軽にお尋ねください
- レーザー治療当日(前段階)
- レーザー治療に先立ち、局所麻酔薬と出血を抑えるお薬を使います
- 麻酔薬が浸透しているガーゼを鼻の中に入れ、10分ほどお待ちいただきます
- レーザー治療当日(治療内容)
- 麻酔が効いていることを確認してから、鼻の中にレーザー機器の先端を入れます
- 鼻の中の状態を確認しながらレーザーを照射します
- 治療時間は、5分(片側の鼻のみ)~10分(両側)です(鼻腔の状態によって少し長くなることもあります)
- レーザー照射の後に、出血が無いことを確認してレーザー治療は完了です
- レーザー治療当日(治療後の留意点)
- 治療を行なってから数日間は、照射した鼻粘膜が腫れて、鼻水が多くなったり、鼻づまりになったりします
(これらの症状を抑える薬を処方します) - 治療後、1~2週間でかさぶたが出来ます
- かさぶたは、自然に剥がれます
(その前に、ご自身で取ってしまうと出血のおそれがあります。自分ではかさぶたを取らないようお願いします)
- 治療を行なってから数日間は、照射した鼻粘膜が腫れて、鼻水が多くなったり、鼻づまりになったりします
- 治療後の状態確認
- レーザー治療後、1週間後にご来院いただき、鼻の中の状態を確認します
- 必要に応じて、お鼻のケアや治療を行ないます
- 数回の通院を行い、鼻の状態が落ち着いたら、お鼻の疾患の治療は完了です